すぅさんの即興で遊ぶ時間を楽しんだ後、現場での実践の様子や課題等をシェアしていただき、最後は3つのグループに分かれてゲームを考えました。
(1)ハロウィンパーティで使えそうなゲーム。
(2)思春期に向かう高学年のこどもたちにどう接するか。
(3)即興型発表会のプログラム。
グループに分かれた話し合いの内容
【ハロウィンパーティへのアレンジチーム】
①ハロウィン・グリーティング
ランダムに歩き回り、出会った人とハイタッチして”Happy Halloween!”とあいさつ。
②ハロウィン・スクランブル
「鳥とかご」のルール。三人組になり、2人で籠を作る。1人 は鳥になって、その籠の中に入る。「鳥」と言われたら鳥の人 だけが動いて別の籠に入る。「かご」と言われたら籠の人たち だけ動いて別の鳥を入れる。「大嵐」で全員動く。
ハロウィンバージョンはHaunted HouseとGhost等にし、Happy Halloweenで全員動く。
③ハロウィン・ニョッキ
”Witches, witches, how many witches? 1 witch, 2 witches, 3 witches, 4 witches, 5 witchesまで行ったら、最後に全員でタイミン グを合わせてパチンと手をたたく。
④ハロウィン・ランバージャック
立っている木がspooky treeという設定で、「ヒューッ」等の好 きな擬音語を使う。木を切る時は「ハッ!」と魔法をかける。
⑤ゾンビゲーム
名前の代わりにハロウィンキャラで呼ぶ。
⑥ミラー&シャドウ
幼児の場合、みんなで先生のミラーになる。
⑦ビビディ・ビビディ・バ
ハロウィンキャラのジェスチャーへアレンジ。
Black cat…手を交差させてひげを作る、等。
⑧聖徳太子ゲーム
目的を考えたアレンジが大切。
(例)ワードの定着→ハロウィンキャラ
助け合い・チーム戦→よく知っている英単語
声を出さず口形で当てる
※いかなるゲームのアレンジも、目的を考えた選択&進行が大切
※英語を使うことで、かえって失敗のハードルが上がる
=失敗を気にしないクラスカルチャー作りと逆行
これをどう考えるか?
【即興発表会チーム】
①何やってんの?(What are you doing?)
発表者は一列にラインナップ(A,B,C,D・・・の順に)
B:What are you doing?(ある動作をしているAに聞く)
A:I’m ~~ing.(していた動作と違う事を言う)
BはAの動作をする。
C:What are you doing?(Bに聞く)
B:I’m ~~ing.(していた動作と違う事を言う)
これを次々続ける。
②トップセールスマン(This is my pet)
This is a ~~.(名詞)
It’s~~.(形容詞)
It has ~~.
It can~~.
上記英文は増やしたりカットしたりして発表者のレベルに応じてアレンジする。
③Point&Tell
アニメキャラクターの絵が数枚貼ってあり、
その1枚を指さしして英文を即興で言う。
例:
He is happy.
They are blue.
He is jumping.
等、一文を言った後、それを九九読み(4段)する。
④天使と悪魔( A or Bゲーム)
真逆のお題を2つペアで数個準備する。
(例:動物園か水族館)
例えば9人で1グループならば、
1)真ん中に1人立ち(Cさん)、その右側にAグループ4名、左側にBグループ4名立つ。
(A,Bグループは同数の人数)
2)お題を聞いてから、真ん中の人に向かって1人づつアピールしていく。
A:動物園のいい所 B:水族館のいい所
形容詞+動物.
You can see 形容詞+動物.
You can get 形容詞+動物.
等レベルに応じてアレンジする。
真ん中のCさんはどちらに心が動いたか、宣言する。
I want to (go to)~~.
Let’s (go to)~.等。
⑤Present 新バージョン
A:What color do you like?
B:I like 色.
A:This is a 色+名詞.
B:Thank you.
【ふりかえりシート抜粋】
- 即興型マインドセットでこどもたちに接することの大切さをあらためて考えました。
- 毎回、それぞれのゲームの根底に、理念や伝えたい思いがあるので、勉強になります。
- そのゲームを「何故するのか」が大変重要だと改めて思いました。導入のしかたのスキルアップを心がけたいです。
- ビビディ・ビビディ・バー、とても楽しかったです。ハロウィンアイデアふくらみました。
- ファシリテーターって大事!音楽はとってもいい!いやされましたー!
- すりすりポン…できなくてちょっとくやしかったぁー!
- グループに分かれて話すのは良かった!
- 即興の場は「安心の場」というのを再確認できました。
- 初めの言葉がけがゲームの質に大きく関わることを、改めて思いました。
- 参考にできるところが多々あってよかったです。
- クラスでやりやすい需要の高いものの練習を具体的にすべきと思います。事前にリストの中からリクエストをつのったほうがいいかと。
- 上手くいきにくいポイントを、指導者として体験しながら練習したいです。
- 私たちが考えたゲームごとのモデル動画撮影をしたらよいと思う。
- 即興ゲームをどんどん開発していきたい。
- 「今月の実践テーマ」みたいな1つの活動を、各教室の活動を通して、節々で仲間の先生方と追求しながら深め、英語でのゲーム開発にもつなげていきたいです。
- 引き続き実践報告、そして、ゲーム開発も含めた「ふりかえり会」ぜひやりましょう!
- 実践して悩み相談をさせてもらえるこの場はとてもありがたいです。
- 「指導をする体験」をすることが大切だと思います。声かけのポイントとか導入とかは、やってみてはじめてポイントが見えてくると思います。
- クリスマスバージョンをディスカッションしたい。
みなさまの実践への熱い思い、部会をよりよい学びの場とするための様々なアイディアに感動しています。
今後もたくさんのことを分かち合い、発信していけるように、工夫したいと思います。