ことばのチカラ道場 in 東淀川

12月12日(土)ことばのチカラ道場 in 東淀川が開催されました。
朝10時、初めて会う子供たちに少し緊張気味の表情。
挨拶の声も少々小さかった。ホワイトボードに
『ことばのチカラ』と書く。
言葉は何のために使う?と子供たちに問いかける。
トレーニングをしていかないといけない。間違い、失敗OK!
わからないけど言葉にする。

名前回し、チョコレートウォーク、わっしょい‥少しずつ子供たちの緊張がほぐれてきた。
大きな声が出せるようになってきた。
2人組、3人組、4人組、5人組‥グループに入れなかった子は
どうする?
こちらが指示するのではなく、気付いて行動できた子をほめる。
早くグループを作ることも大切。でもグループになれなかった子を気にする、言葉をかける、目をかけることが出来た人が素晴らしいということを学ぶ。

よってたかって質問ゲームでは4人組になって1人に対して3人が
質問をする。
誰からやるのか相談をしない。
どうすれば1人に3人が質問出来るようになるのかを考えさせる。
スタート「◯◯は好きですか?」「はい、好きです。」単調な
やりとりが続く。
では今度は質問をつなげていこう!
「なぜ」「なに」「どこ」を入れて質問しよう。
「食べ物で、何が好きですか?」
「◯◯のどこが好きですか?」少しずつ言葉が活きてくる。

どっちが好き?ゲーム。全員で「いぬ VS ねこ」を考える。
「かわいいから好き」どんな風に可愛いんだろうね~?
「肉球がプルプルしているから好き」とても具体的で心が動くね。
心を動かす説明をする練習をしよう。普段あまりやったことがないから上手じゃない。
失敗しながら練習をする場所です。
悩みだす子供たち。

次はグループに分かれて「山VS海」今まで一緒になっていない人となろう。
どちらにするか1人で考える。好きな理由を2つ考えて発表する。
考えることを楽しんでいる子供たちの姿。
最後にそれぞれのグループが集まって、みんなの頭から今考えた理由を取り出す。
そしてそれを団子を丸めるようにミックスして、またそれぞれの頭に戻す。
いろんな人の考えが今自分のものになったよね。
なんだか子供たちはとても嬉しそうな顔をしている。

最後のお題は「こどもVSおとな」
どっちがいいか1人で考える。理由を3つ書いて発表。
似たような理由はできるだけやめて全部違う視点で考えることにチャレンジ!
ポイントは「想像力」と「もしこうだったらどうだろう?」と考えること。
書けた人はさらに詳しく書いてみよう。
そして発表。自分のスピーチを聞いた人の心動かせるように。
できるだけ細かいことが言えるように。それがことばのチカラです。
お友達の発表を聞いて、こんな視点もあったんだって思うことをメモしよう。

みんなが見守る中1人ずつ前に出て発表。すごく緊張している。
中には書いた紙を見ないで、みんなに向かって一生懸命発表しようとしてる子もいる。
なかなか声が出ないもどかしさを感じる子も。
紙に書いている時は2つしか理由がかけず、ずっと悩んでいたが、発表の時3つ目の理由が言えた子。

おとな‥宿題をしなくてもいい。背が高いので遠くのほうまで見渡せる。
自分のお金が持てる。

こども‥いろんなことを大人が決めてくれて楽。自分で稼がなくても親に買ってもらえる。
こどもは楽しいことがいっぱいできる。
いろんな意見がたくさん出てきた。

全員の発表後、このままずっとおとな、ずっとこどもだったらどっちを選ぶ?の問いかけに、こどもたちからは「えー!」「…。」という声が上がった。

次のゲームはティピカルストーリー。2つのグループに分かれて7人が言う順番を決める。
「昔々あるところで…」から始まり、お話を1人ずつまわしながら作っていく。物語の最後に「とっぴんぱらりのぷう」と全員で言って終わる。
どちらのチームがより面白かったか見学者の方に判断してもらう。
こどもたちは「えーっ」と言いながら面白い話にしようと頭をひねらせている。
悩んでいる子に「こんなのはどうか」とアドバイスをする子もいる。
チームが一丸となって物語を作り上げていく楽しさを味わっている。

最後に30秒スピーチ。前の子が言い終わる10秒前に紙が渡され、その紙に書かれたものに対してスピーチをするというもの。
何度か経験した子もいれば、全く初めての子もいたが、どの子も、つまりながらもきちんと30秒言えた。
終了。

親に言われたり、先生に言われてきたと言う子がほとんどの中で、こどもたちに感想を聞くと、いろんなことができて楽しかった。 いろんな人と仲良くなれた。言葉の大切さがわかって面白かった。恥ずかしがらずに声に出せた。自分に自信が持てた。想像力が身についた。言葉をいっぱいしゃべれた。

見学者からは、自然と自分を出すようになり、自分の言葉で発言できるようになっていた。 何よりも子供たちが楽しそうにしていた。 積極的に自分の意見を言う機会はとても大切だと思った。自分の考えをしっかり伝えられる子に育って欲しい。という意見がありました。

人の思いや考えを聞き入れ、自分の意見や思いを伝える。勇気を出す。言葉の力を鍛える。
どれもすぐに身につくものではないけれど、少しずつ少しずつスモールステップをふみながら言葉の力を育てていければいいなと願います。